韓国ボランティア“OKOBO”到着 雪あかりの路

 2月9日(日)から8日間を支えるボランティアの確保が重要となる、第22回小樽雪あかりの路に、一時参加を断念していた韓国ボランティア団“OKOBO”が、例年の約半数となる総勢23名で参加を決め、3日(月)には20~27歳の16名が小樽に到着した。

 昨年同様、イ・ヒョクスさんがまとめ役を務め、「3年目の参加で、今年は特別な年になり頑張りたい」と意欲を示した。

 初めて参加する人も多い同ボランティアは、4日(火)午前中に市立小樽美術館(色内1)研修室に集まり、メーン会場となる運河会場や手宮線会場を、団長の説明で案内された。

 初参加のアン・ジョンヒさん(23)は、「友だちの紹介で参加した。日本に来るのが初めてで、雪風景が綺麗。会場に来てくれた人々が、温かい心で国々に帰られることを願う」と話し、参加3年目のカク・ドヒョンさんが、上手な日本語で通訳をしてくれた。

 韓国ボランティアは3日(月)~20日(木)、これまで参加を続けていた中国ボランティアに変わり、初めて参加する台湾ボランティア団“yooohao(ヨーハオ)”25名は5日(水)~18日(火)、日本人宿泊ボランティア団“橙”は6日(木)~18日(火)に14名が参加する。

 同ボランティア団は、朝里川温泉ウインケルビレッジに宿泊して、手宮線会場で、各団1基ずつオブジェを制作し、開催当日は4、5名が班を作り、ローテーションで会場を担当する。

 また、小樽商科大学大津ゼミ生と猪口ゼミ生、アカペラサークルエアーズも団体で参加する予定。

 運河会場に初参加する小樽運河クルーズ職員は、1月31日(金)から制作を開始し、15mもの散策路内にオブジェを完成させる予定で、4日は正午過ぎに4名が制作に励んでいた。

 雪不足のため雪をかき集めながらの作業は難航。観光客が行き交う中、3日から4日にかけて久しぶりに降り積もった雪を使い、開幕に間に合うよう精を出していた。この他のオブジェも雪が盛られた状態で、今後、一気に作業が進められる。

 同実行委員会では、一緒に会場づくりを楽しむボランティアを、会期中毎日13:00から、市立小樽美術館・文学館1階研修室で受付する。希望者は直接会場へ。

 ◎小樽雪あかりの路2020(外部)

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