おたる水族館(祝津3)では、12月24日(火)のクリスマスイブにちなみ、サンタダイバーやヒゲの話などで、来館者に楽しんでもらおうと、1日限りのクリスマスイベントを開いた。
クリスマスツリーを飾りムードを高めた館内1階の北と南の魚たち水槽で、11:45から、同館魚類飼育員がサンタクロースの衣装で潜水し、サンタさんと記念撮影できる機会を設けた。
暖かい海の魚たちがいる水槽の水温は25℃。潜水サンタさんは、水中から手を振って来館者に存在をアピール。
突然現れたサンタに驚く人もいたが、カップルや家族連れで賑わい、1日限定の水中サンタと記念撮影し、思い出作りに一役かっていた。
14:00からは、本館2階タッチングエリア「さわってEzone」で、「くじらヒゲトーク&タッチ」と題して、サンタクロースの衣装の三宅教平飼育員が講師となり、サンタクロースの特徴のひとつがヒゲであることから、くじらのヒゲについて解説した。
昨年の夏に道東で漂着した17mの背美(せみ)くじらのヒゲの実物を公開。ヒゲが付いた2.5mもある大きなヒゲ板が約270本も上あごの中にあり、ヒゲくじらの中でも長いものを持っているという。ヒゲに付いた小さなプランクトンを食べるために使われる。
通常のタッチングエリアでは、12:00~12:40と14:10~14:40に、約9種類の海の生物を触ることができ、連日、多くの来館者で賑わっている。冬期営業限定で、冷凍保存された大型の深海魚「リュウグウノツカイ」にも触ることができる。
当館で2016(平成28)年4月に誕生したセイウチの「しずく」は、来春、千葉県鴨川シーワールドに繁殖のため移動する。冬期間営業で見納めとなるパフォーマンスを観ようと大勢の観客が来場。サービス精神旺盛のしずくは、限定3名の来場者の手のひらにキスをするなど、愛くるしい姿でパフォーマンスを披露し、大きな拍手が贈られていた。
同館キャラクターのペン太君も、イベントを盛り上げるクリスマスバージョンで館内に出没し、記念撮影に応じていた。
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