小樽少年少女合唱団をはじめとする、多くの合唱団の結成や指導に尽力した大道恒雄氏(89)が、11月23日(土)の第61回北海道文化集会で第49回北海道文化団体協議会賞を受賞。12月12日(木)9:30に、迫俊哉市長や小山秀昭副市長に報告を行なった。
同氏は、中学校教員として音楽教育に務める傍ら、1978(昭和53)年に小樽少年少女合唱団を結成。1990(平成2)年に校長職を退職し、2007(平成19)年には、だいどうファミリーコールを結成した。
同団体は、小樽少年少女合唱団をはじめ、女性コーラスのマイン、コールロベリア、銀嶺混声合唱団、カトレアの5団体で、小学1年~90歳代95名が所属し、現在も同氏の指導の下、合唱を楽しんでいる。
また、姉妹都市のダニーデン市やナホトカ市へ、同合唱団を団長として引率し、友好親善の推進に貢献、国際交流にも力を注いだ。これらの活動が、北海道における芸術文化の高揚に業績を上げたとして評価された。
小樽市文化団体協議会副会長、北海道少年少女合唱連盟顧問。2001(平成13)年小樽市文化団体協議会文化貢献賞、2006(平成18)年内閣府エイジレス賞、2008(平成20)年小樽市功労章、同年瑞宝双光章叙勲。
迫市長は、「いろいろな場面でお見かけしているが、長年、合唱指導に尽力している」と、これまでの功績を讃えた。
大道氏は、「立派な賞をいただき感謝している。皆さんに温かく支えられ、自分の好きなことで社会のためにできることは幸せ。小樽で生まれ育ち、校長も経験させていただき、死ぬまで小樽に感謝してお返しをしていきたい」と述べた。
2020(令和2)年3月21日(土)に、小樽市民センター(色内2)マリンホールで、第42回少年少女合唱団定期演奏会を予定している。