小樽市議会第4回定例会は、12月9日(月)13:00から市役所(花園2)2階議場で、自民民主党・須貝修行議員と公明党・横尾英司議員による会派代表質問を行った。
須貝議員と横尾議員ともに、公共施設再編についてのスケジュールや、7ヶ所8回のべ141名が参加して開かれた意見交換会について、周知不足を指摘。商業高校購入の経緯や、生涯学習プラザ・勤労女性センター・勤労青少年センターの商業高校への移転反対の声、今後の産業会館の活用について質問した。
市長は、再編素案について、改めて、庁内で公共施設再編計画案の策定に向けて検討し、令和2年の第1回定例会には再編計画を報告し、その後、ファブリックコメントを経て、決定した再編計画を第2回定例会で報告したいとした。
意見交換会は、1会場あたり約18名、会場によってばらつきがあり、若い世代の参加も少なかった。周知方法は、広報おたる・小樽市HP・回覧板等、考えられる方法は講じたとした。
今後の産業会館の活用については、市の中心部に位置し交通の便も良いことから、活用によって街中の賑わい形成に寄与することが考えられ、臨時休館予定の2階ホールについて、庁内において公共施設の移転先として検討を始めたことを明かした。
小樽市の津波ハザードマップについての疑問を指摘し、祝津・高島地区では、消防署手宮支署の建設予定地が津波浸水域にあり、津波浸水対策について質問。
市長は、「建設予定地の一部が、最大浸水深30cm未満の津波浸水予測範囲にあり、津波浸水対策として、山側に消防車両の主たる出入口を設け、1.5m程度の土地のかさ上げを行い、最大浸水深の予測からみても津波による庁舎への浸水の心配ないと考える。実際に地震が発生し、想定を超える津波被害の危険性がある場合は、消防車・救急車とも、ただちに災害対応、避難広報等の必要な活動を行ったのち、津波が想定されない消防署諸所で出動態勢を確保する」と答弁した。
横尾議員は、公共施設の使用料や手数料の改定について質問。
道内主要都市のうち、火葬炉使用料が有料化されている5市の平均と北後志5町村との平均が、5市平均は13,140円、5町村平均は9,600円。これを考慮し、火葬炉の1体使用料は11,000円とした。
市民以外の使用料28,000円の根拠については、2013(平成25)年度の改定の際に、道内の主要都市9市を参考にしたものであり、市民の施設との意味合いから、市民以外との差を設けた。道内9市においても同様。
火葬炉の改修、屋根の吹き替え、市民要望の高い控え室のバリアフリー化、ロビーのクロスカーペット張替え、冷暖房設備の更新を予定。総事業費は3億6千万円。工期は6年間を見込んでいる。
10日(火)は13:00から 立憲・市民連合と共産党の会派代表質問と一般質問を予定している。
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