昨年10月に初めてタオル帽子30枚の寄贈を行い、とても喜ばれたのを受け、市民ボランティア団体「小樽つむぎの会(真栄1・木村雪子代表)」は、闘病中の人に使ってもらおうと、今年はさらに枚数を増やし60枚を、市立小樽病院(住ノ江1)に寄贈した。
12月9日(月)9:30から、市役所(花園2)2階市長室で贈呈氏が開かれ、木村代表とメンバーの水野美登利さんが出席。迫俊哉市長にタオル帽子を手渡した。
迫市長は、「活動に賛同する人が増えて良かった。会員が増えることでアイディアも増え、地域と繋がることは大事。活動の輪を広げてください」と感謝した。
同帽子を知った木村代表は、誰かの役にたちたいと、岩手ホスピスの会(岩手県)まで行って作り方を学び、6年前から制作を続けていて、「使ってもらえて嬉しい。メンバーも参加することで社会と繋がり喜んでいる。今後も、手の動く限り、人のため・自分のために作り続けたい」と話した。
店主が講師となる「まちゼミ」に参加するうちに賛同者も増え、糸と人を繋いで行こうと同会を立ち上げた。現在5、6名の会員がおり、自由な時間に制作を楽しんでいる。
昨年から会員となった水野さんは、「友人をがんで亡くし、髪の毛が無くなる人を見ている。縫い物が好きで楽しく参加している。役立ててもらおうと制作し、喜んでもらえて嬉しい。小さなボランティアです」と話した。
タオル問屋で、柄や色が付いたタオルを購入し、1枚のフェイスタオルから、一針一針手縫いで仕立てて1個の帽子を作る。闘病中の人にも、綿100%で肌に優しいと喜ばれている。
今回から「おたる」と「つむぎの会」の文字と、幸せを呼ぶとされるオリーブの葉を咥えた、小樽の鳥「アオバト」を描いたタグをつけ、小樽をアピールする工夫をしたという。
これまで、乳がん早期発見早期治療を訴えるピンクリボンファミリーや、東日本大震災被災地などにも寄贈している。
タオル帽子(税込500円)の希望者は、090-2876-9177 小樽つむぎの会まで。
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