小樽市議会第2回定例会・予算特別委員会(高橋克幸委員長)は、6月22日(月)に3日目の総括質疑を開き、付託された12議案を全会一致または賛成多数で可決した。
付託された議案は、平成21年度小樽市一般会計補正予算や国保・住宅特別会計、病院事業会計など12件。18日(木)・19日(金)・22日(月)の3日間の日程で”審議”していた。
3日目の総括質疑では、斉藤陽一良委員(公明党)が、「行政上のミスは、どう把握して処理して改善しているのか」と質問。山崎範夫総務部長は、「多種多様の業務があり間違いもあり、それは反省して次に活かす。懲戒処分に持っていくのは、大きな事案。近年では、情報システムを中心に、見落としなどがあり、ミスが発生した。研修して反省し、次に進める。監査からの指摘もあり改善もしている」と答弁した。
山口保委員(民主・市民連合)は、「ふるさとまちづくり協働事業への応募はどれくらいか。その内容は」と質問。建設部まちづくり推進課は、「1ヶ月の応募期間で、17件・総額502万円。桜など花の植樹が6件、ネットや携帯による各種サービスなどがあった。これから審査する」と答弁。
成田祐樹委員(平成会)は、「ふるさと納税のクレジット決済の導入の進行状況は」と質問。まちづくり推進課は、「クレジットカード運営システムとクレジットカード会社との契約が必要で、手数料について確認している。8月には納付できるようにしたい」と答弁。
北野義紀委員(共産党)は、「7月2日に量徳小で開かれる適正配置の説明会で、新病院と量徳小の関係をどのように説明するのか」と質問。山田勝麿市長は、「新聞報道で、量徳小に建てると出たので、市民が誤解しているといけないので、説明会には、市から病院担当の職員を出席させて説明する。混乱のないようにしたい」と答弁。
鈴木喜明委員(自民党)は、「宿泊型観光への即効性のあるものはあるか」と質問。観光振興室は、「今年の雪あかりの路で開催した堺町通りの店の営業時間の延長や、バックヤードツアーが時間消費につながったと思う。昨年末、札幌の人に対して行った忘年会のお知らせや、商大との連携によるシニアアカデミーも例に上げられる」と答弁した。
この日の採決で、付託された案件のうち、平成20年度小樽市一般会計補正予算議案1件は、共産党が反対し、賛成多数で可決。この他の11件は、全会派一致で可決された。
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