6月23日(日)実施の日本商工会議所主催「第216回珠算能力検定試験」で、小樽在住・桜陽高校1年の福澤雪さんが、1級試験で満点合格し、小樽では2年ぶりの快挙となった。
その伝達式が、9月11日(水)17:00から、小樽商工会議所(稲穂2)で行われ、山﨑範夫専務理事から、三村明夫日本商工会議所会頭からの表彰状と盾・バッチが手渡された。
同検定1級試験には、全国から8,212名が受験し、合格者2,494名(合格率30.4%)のうち、満点合格は25名で、道内は3名。小樽では5名が挑戦し、雪さんだけが満点合格だった。これで小樽の1級満点合格者は、累計で33名となった。
雪さんは6歳の頃から、五十嵐珠算塾(五十嵐勝代塾長)に通い始め、2012(平成24)年2月に1級満点合格を果たした姉の花美さんの背中を見て私もと、2015(平成27)年の小学5年生で1級に合格し、その後、着々と珠算の能力を高め、2018(平成30)年の中学2年生でもチャレンジし、今回3回目の挑戦で満点合格の結果を出した。
同塾からは、小学5年生と中学3年生の妹・喜江さんも満点合格に挑戦していて、「お姉ちゃんを越します」と意欲を見せ、良きライバルでもある。
今回の合格へ向けて、週3回同塾に通い、さらに自宅でも自主練習を行う日々を過ごし、「嬉しい。親孝行できた。今後も続けたい」と喜んでいた。
全国珠算教育連盟主催の暗算検定試験で8段、珠算検定試験で6段をどちらも中2で合格している雪さんは、わり算が得意。今後の目標は、全国珠算教育連盟の珠算検定試験で10段を目指すという。
五十嵐塾長は、「今回の1級の試験には、小学5年生と福澤姉妹が挑戦した。雪さんは、真面目で一生懸命で要領も良く、お手本となる存在で当塾のトップ」と話した。
同会議所では、同検定試験の施行会議所として、年3回(6月・10月・2月)、1級~8級の検定試験を実施している。第216回目の検定試験の小樽会場では、1級~8級12名が受験した。
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