第33回目となる北の収穫祭ワインカーニバルが、9月8日(日)10:00~15:30に、北海道ワイン株式会社(朝里川温泉1)SL広場で開かれ、無料送迎バスも運行し、家族や友達など大勢の人でにぎわった。
小樽では、深夜から蒸し暑さが続き、13:33に30.3℃を記録。祭りの熱気と共に厳しい暑さに見舞われた。
会場には、10:00の開場よりも早く、広大な会場を埋め尽くす人が続々と集まっていた。
工場直結のクラフトビールやワイン、ご当地カクテルおたる生ワインボールなどの飲み物や、後志の秋の味覚ブースが約40ほど出店し、来場者はお目当てのブースに並び、冷えた飲み物を片手に、好みの食べ物を堪能した。
肉の店ふかざわの炭火ローストビーフは、300g入り・1,100パック限定で販売したところ、11:00前には完売。第1回目から参加しているスタッフによると、朝5:00に出発し、会場では3台の焼き台をフル稼動して対応。今年はこれまでの量を倍にしても飛ぶように売れたという。
札幌のRed Chiliのナイヤガラソフトクリーム(ノンアルコール)や、後志の食材をふんだんに使ったしりべしコトリアード、小樽あんかけ焼そばやパエリア、黒松内町トワ・ヴェールの大鍋チーズフォンデュ、移動販売車5台からはオリジナルメニューが提供された。
小樽観光協会ブースの5酒類飲み比べセットは50セット限定で、シニアソムリエの阿部眞久氏監修の下、小樽ワイン白のケルナー、osa WINERYのやや辛口白ワインのオー、田中酒造の純米酒宝川、小樽ビールピルスナー、北海道麦酒小樽麦酒ラガーを1,000円で提供。プレミアムワインコーナーでは、数量限定で特価ワインも販売した。
その間、ステージでは、次々とショーが始まり、厳しい暑さに見舞われた青空の下、ワインを楽しむ人々で大賑わいだった。
人気のお楽しみワインくじは、最高12本が当る大判振る舞い。恒例のコルク抜き大会では、出場権利を得るにも苦労し、コツを覚えた参加者は、手早くコルクを抜いて熱戦を繰り広げた。
北海道ワイン創業43年を誇る日本最大規模の鶴沼ワイナリーで収穫され、深い想い入れがある白ぶどう品種ミュラー・トゥルガウを、第1号酒(1979年)の復刻版ラベルで、一般発売前日であるカーニバル当日に発売。ひと足先にと、ワインを手にしていた。
北照高校3年生10名は、NPO法人ezorockとゴミの分別に協力した。
旭川在住の夫婦は、小樽・ニセコと2週間ほどの旅行中で、初めてワインカーニバルに立ち寄り、「ワインは大好き。思いがけない祭りに遭遇し、盛大に開かれている」と感心し、土産にワインを買い求めていた。
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