道展や市展会員のレベルの高い絵画作品が、6月2日(火)から市立小樽美術館(色内1)の市民ギャラリーに展示されている。
これは、第41回小樽美術協会展覧会。小樽美術協会の会員50人の作品を展示している。
同会は、1945(昭和20)年に、小樽在住の美術家たちによって結成された。1947(昭和22)年に市民参加の公募展(市展)が設置されたことで、同会は解散し、会員たちは、市展の委員として公募展に参加することになった。
この後、市展委員の出品作品に大きさの制限が加わったことなどを理由に、1969(昭和44)年、小樽在住の美術家と小樽ゆかりの美術家で、再び小樽美術協会を設置した。この年から毎年展覧会を開催し、今年で41回目を迎える。
今年は、世界的に有名な一原有徳氏の版画作品をはじめ、道展会員の油彩画などレベルの高い作品が50点並べられている。抽象画や具象画など、どれも大作ばかりで、来場者たちは、その技術と迫力に驚いている。
「全道の中でもレベルの高い作品が多く展示されている。創立以来、一原先生は作品を出品し続けてくれている。今年も心が打たれる作品」(山下脩馬事務局長)という。
第41回小樽美術協会展覧会は、6月7日(日)10:00~18:00(最終日17:00)まで。