小樽市教育委員会は、5月28日(木)、第5回定例会を開催し、市内42会場を回って行っている「小中学校の規模・配置適正化基本計画の素案」の説明会の出席者数を発表した。
説明会は、5月12日(火)から7月22日(水)までで、市内の27小学校・14中学校の全41校と教委委員会庁舎の42ヵ所での開催となっている。学校での開催は、いずれも市教委職員が勤務する平日のみで、時刻は18:30と19:00から。庁舎は、たった一日だけの日曜開催で、6月7日(日)13:00から。
定例会では、市教委学校適正配置担当職員が、5月27日(水)現在、12会場での出席者数は145名で、市議会議員や教育関係者を除くと77名となると説明した。
出席した一般市民の77名を単純に12会場で割ると、1会場平均たったの6人になる。市教委は、昨年8月に開催した「学校規模・配置の適正化にかかわる地域懇談会」で、市民の出席が1会場平均約9人だったことを受けて、出席者を増やす工夫をしたはずだが、今のところ前回よりも下回る結果となっている。
教育委員からも、「一般の人の出席が少ない。これはどうしたものか。関心がないのか。期間が長すぎて、自分たちには関係ないと思っているのだろうか」。「親としては夜に行くのが大変。統廃合する学校名が具体的になると参加する人もいると思う」。「少ないですね」との声が上がった。
市教委担当職員は、「素案の説明会として呼びかけており、何か物事を決める場所ではく、次の計画に反映するための意見を拾いたいと思っている。人数が少ないのは否めないけど、PTA会長をはじめ事務局の人が会場にいらっしゃってるので、その方々が市民の方に広めて頂くと考えている。人数に関わらず頑張っていきたい」とした。
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