ロケ誘致・支援を行う「小樽フィルムコミッション(小樽FC)」は、今年度、短編映像作品コンテスト「小樽ショートフィルムセッション」を開催する。
このコンテストは、「これまでの観光PR映像ではなく、それぞれの視点で見た小樽を撮ってもらいたい」と、小樽市内の実写映像を入れた短編作品を募集し、優秀作品を表彰する。
作品募集は、6月中旬から12月初旬までで、市内外からプロ・アマ問わない。審査員は現在調整中だが、4人体制で行う予定。最優秀賞、優秀賞、入選には、賞金と副賞が用意される。
表彰式は、来年3月で、作品の上映会も行う。募集した作品は、観光客誘致にも活かしたいとしている。現在、詳細を詰めており、6月初めには公表することにしている。
市から100万円の補助金を受けて実施する事業だが、今年度の結果を見て、次年度以降に映画祭の開催などを目標としている。
小樽FCによると、組織が発足した2003(平成15)年度の撮影件数は95件だったが、翌年から85件、70件、60件と減少し、2008(平成20)年度には48件と、当初よりも半減する数字となっている。
「撮影件数が落ち込んでいるので、独自の視点で見た小樽をPRしてもらいたい」としている。
◎小樽フィルムコミッション