小樽ライオンズクラブ少年の船(谷内和浩団長)が、今年も7月29日(月)~8月2日(金)の4泊5日の日程で開催され、その報告会が、8月8日(木)11:30から、市役所(花園2)2階市長応接室で開かれた。
この取り組みは、小樽ライオンズクラブ(山塙武会長)の協力を得て、小樽市地域子供会育成連絡協議会(通称:小樽子連協・谷川修二会長)主催のジュニアリーダー研修として行われている。ジュニア14名・リーダー2名・指導員3名を乗せ、新潟行の新日本海フェリーで研修旅行に旅立った。
研修先の新潟県魚沼郡津南町との交流も、今回で10回目と継続され、同町教育委員会から感謝状と同町で出土した縄文土器の一種である火焔型土器のレプリカが贈られたため、広く活動を伝えようと報告会を開いた。
報告会には、谷川会長・谷内団長・ジュニアリーダーの山内元貴君(中2) ・ジュニア12名・加藤朋ニ前ライオンズ会長と会員2名が出席した。
谷内団長は、「津南町の体験実習館“なじょもん”の竪穴式住居に泊まり、電気のない生活を体験。気温も35℃前後と高かった。地域の人々が施設を大切にし、子ども達を温かく迎えてくれている」と報告。
山内君は、「ジュニアの時から2回目で、本物の土器を触ることができ、思ったよりも軽かった。リーダーとしてジュニアをまとめたことを、これからの生活に生かしたい」と話した。
迫市長は、「学校では学ぶことができない研修を終え、心強く感じる。もっと古い歴史を、なじょもんに泊まり感じたと思う。しっかりとリーダーとして役割を発揮できるよう期待する」と述べた。
加藤前会長は、「経験がこれからの人生で大切な時間。暑かったことや苦しかったこと・楽しかったことを、暮らしの中に活用してもらいたい。継続して応援したい」と、これからも協力を誓った。
「なじょもん」は、農業や縄文、民俗の体験実習館で、同町で出土した土器や石器も展示し、触れることができる。
子ども達からは、「ブラックアウトが続いても、なじょもんでの経験に生かせると思った」などの感想が述べられた。
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