市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)は、web漫画家のやしろあずきさんと三角コーンの縁で、群馬県渋川市立図書館(佐藤多恵子館長)とのコラボ展示「三角コーンが結ぶふたつのまち展」を、7月9日(火)から両館で開催。三角コーンが縁で、全国各地から来場者が訪れている。
やしろさんが運営する人気web漫画「やしろあずきの日常」の中で、誕生日のプレゼントリストに三角コーンを載せたところ、大量の三角コーンが贈られ、三角コーンが話題に。
義理の父である鈴木館長が勤務する同館の三角コーンにサインを頼まれ、それを展示したことを漫画で報告したのが大反響となり、これを知った渋川図書館では、駐車場の三角コーンが相次いで交通事故に遭っているとつぶやいた。
それならば、渋川図書館に「寄贈しましょうか」とやしろさんが返信。web上で一気に拡散。後日、サイン入りの三角コーンが届けられ、鈴木館長の打診もあって、両市のコラボ展示がスタートした。
同館では、やしろさんのサイン入り三角コーンと著書、伊香保温泉などの観光スポットの紹介と、竹久夢二が愛した伊香保に建てられた美術館パンフレットや関連書籍等を展示している。
渋川図書館でも、サイン入りの三角コーンはもちろん、小樽の観光ポスターやパンフレット、小樽出身作家の書籍等を展示。
また、天狗山ロープウエイを運営する中央バス観光開発(株)と同館が初コラボし、再発見シリーズ第3弾「天狗山」について紹介。
再発見シリーズは、一昨年前におたる水族館、昨年には海上保安部と、今年で3回目となる。
天狗山は、北海道3大夜景の中で一番標高が高く、532.4mの小樽のシンボル的な山として親しまれている。
山の魅力を11枚のパネルで紹介し、山頂にある「天狗の館」で展示している札幌・仙台・岐阜・富山の天狗を並べ、その横には、漫画家でイラストレーターのみうらじゅん氏の「てんぐー」も展示中だ。
同館所蔵の戦前の天狗山関連の絵はがきや古い資料、天狗に関連した子どもから大人までが楽しめる書籍約60冊を展示貸出している。
鈴木館長は、「小樽の財産を再度見て、魅力を振り返ってもらいたい」と来場を呼びかけた。
*三角コーンが結ぶふたつのまち展 7月9日(火)~8月31日(土)
市立小樽図書館(花園5)・渋川市立図書館(群馬県)
*天狗山再発見 8月1日(木)~25日(火)
市立小樽図書館(花園5)