小樽の大地を作り上げた火山活動を考察する博物館ゼミナール「小樽学」(市総合博物館主催)が、3月の日曜日の3回、8日・15日・22日10:30~12:00、同館研修室(手宮1)で開催される。
3週にわたって開催される「小樽学」は、専門家を迎え、小樽の大地を作り上げた火山活動を地形的・地質的に考察する。
8日(日)の第1講は、鈴木哲夫・地図と鉱石の山の手博物館長、櫻間静恵・同館学芸員の「空から眺める小樽の地形と地質」。立体的に見えるメガネで小樽の航空写真を見ながら、地形と過去の火山活動、温泉の話、地すべりや地下の水の不思議に触れる。
15日(日)の第2講は、松田義章・北海道札幌稲北高等学校教諭の「小樽の地質と大地の生い立ち」。小樽に産する岩石をもとに、小樽の大地の形成について最新のシナリオが紹介される。
22日(日)の第3講は、松枝大治・北海道大学総合博物館副館長の「小樽赤岩周辺の地質鉱物と金鉱床」。地質学的な観点から国際的に注目される小樽赤岩海岸地域の地質概略の説明と、マグマ活動に伴う熱水変質作用で形成された珍しい鉱物・金鉱床の紹介が行われる。
定員各40名。料金:入館料のみ(一般300円、高校生・70歳以上の市内在住者150円、中学生以下無料)。問合せ:0134-33-2523 メール:museum@city.otaru.hokkaido.jp
◎博物館ゼミナール「小樽学」