昨年11月からスタートした「商大生が小樽の観光について本気で考えるプロジェクト(本気プロ)」で、このほど、3月に行われる全国大会の予選会に2グループが派遣されることになった。
予選会への派遣が決まったのは、8グループのうち、中間発表(1/16)・学内選考会(1/29)で総合上位となった滞在観光推進グループと、学内選考会1位だった国際観光グループの2つ。
滞在観光推進グループは、携帯電話でQRコードを読み込んで、次のルートを紹介する企画を提案した。企画内容とプレゼンテーション、活動の中で自らが成長したことをアピールする方法などが高く評価された。
国際観光グループは、観光名所の土産店や飲食店などに外国人用パンフレットを置くことを提案し、学内選考会で選ばれた。
2グループは、2月10日(火)、東京錦糸町のすみだ産業会館「サンライズホール」で開催される予選会に出場する。
小樽商科大学では、経済産業省の「平成20年度体系的な社会人基礎力育成・評価システム構築事業」に採択されたことで、同本気プロを初めて実施している。予選会には、商大と同じく経産省の事業として取り組んだ大学9校と、一般公募の31校を合わせた計50校が参加することになっている。優秀賞(6~9校)を受賞すると、3月5日(木)の決勝大会へ進出することが出来る。
本気プロを進める同大ビジネス創造センターでは、「他の大学はすでに事業を終えているところばかりで、商大では、つい最近まで事業に取り組んでいた。なんとか資料を用意することが出来たが、当日のプレゼンテーションにかかっている」と話していた。
このプロジェクトは、小樽商大と小樽市との連携事業の一環として実施されており、今後、参加した学生のプロジェクトチームがコラボレーションして、市内の観光案内看板の整備事業などに取り組む予定。「商大の学生が取り組むことは良いこと」と、費用を商大が捻出することも検討している。
◎関連記事