小樽市は、1月8日(木)15:00、市役所市長応接室で記者会見を開き、7日(水)に小樽港長(小樽海上保安部・山口晴久部長)から、米ミサイル駆逐艦「FITZGERALD(フィッツジェラルド)」(8,580トン)の小樽寄港に伴う岸壁手配の要請があったと発表した。
市の総務部・産業港湾部によると、同艦船の入港期間は、2月5日(木)9:00から9日(月)9:00までの5日間。入港の目的は、通常入港としているが、さっぽろ雪まつり・小樽雪あかりの路などの期間に合わせた入港となっており、親善友好の意味も含まれているという。
フィッツジェラルドは、米海軍第7艦隊のアーレイ・バーク級のイージスシステムを搭載するミサイル駆逐艦。全長154m、全幅20.1m、喫水9.8m、排水トン数8,580トン、マスト高45.1m、一日最大上陸人員数220人。
岸壁手配の要請を受けた市は、「市長を含めて港湾室と総務部とで会議を行い、入出港・接岸時の港の安全性、商業港としての影響の有無、核兵器の有無の3つを確認しながら進めていくことにしている」と、従来の三原則に照らして対応することにしている。
市内では、勝納ふ頭1番バースと中央ふ頭4番バースの2ヶ所が停泊することが可能で、、8日(木)現在では、どちらもバースは空いているという。在日米海軍からは、1月16日(金)までに回答をと要請されており、「今日、明日のバース会議で、スケジュールなどの検討をしてみる」(市港湾室)。
これまで、小樽港には、空母やイージス艦、調査船などを含めて70隻入港しており、このフィッツジェラルドが入港すると71隻目となる。