餅つきの「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声が、12月20日(土)、小樽市産業会館(稲穂2)内の「杜のひろば」に広がった。
この餅つきは、小樽市高齢者懇談会「杜のつどい」(川脇光男会長)の「年末お楽しみ会」イベント。
毎年恒例の行事で、今年は、子供から高齢者まで約150人が会場に集まった。
会員たちが、杵を高く上げて下ろす餅つきの伝統の姿を子供たちに見せた。順番に並んだ子供たちは、「ヨイショ」の掛け声とともに餅つきを体験した。大人たちに負けじと、体の半分ほどもある大きな杵を力いっぱい持ち上げ、勢い良く振り下ろして、懸命に餅つきに挑戦していた。
市内の小学生・川脇祐介くん(10)と宏介くん(8)の2人は、「杵が大きくて重かった。大変だったけど、幼稚園の時にも体験しているので、今日も出来た。楽しかった」と話していた。
子供と大人で力を合わせてついた餅は、早速、お汁粉として振舞われた。参加者たちは、つきたての餅の入ったお汁粉に舌鼓を打っていた。この後、北大の落語研究会による寄席、ビンゴ大会などの行事も楽しんだ。
「杜のつどい」は、市が、福祉コミュニティ都市・小樽を目指して2005(平成17)年度に創設した事業。産業会館内に活動拠点を設置し、ふれあいサロン(講演とお茶懇)、脳力アップ講座、ペンシルバルーン制作講座、 パソコン学習会などが行われている。現在の会員数は、580人。
◎杜のつどい