今年8月に「小樽洋菓子舗 ルタオ」(堺町7)で発生した盗難事件で、12月16日(火)15:50から、札幌地裁小樽支部(花園5)で第2回公判が行われ、武笠圭志裁判長は、建造物侵入・窃盗などの罪に問われていた被告2人に対し、執行猶予付きの有罪判決を下した。
建造物侵入・窃盗などの罪に問われていたのは、元店長代理の加藤隆一被告(30)と、共犯の髙橋幸太被告(20)の2人。
加藤被告は、友人の髙橋被告と共犯して、今年8月17日、株式会社ケイシイシイ(千歳)が経営する「小樽洋菓子舗 ルタオ」本店の従業員出入口の電子施錠を解錠して建物に侵入し、1階事務室の金庫内から現金1,241万1,521円を窃取した。
公判では、武笠裁判長が、「売り上げが増す8月のお盆時期を狙った大胆でかつ計画的な犯行で、1,200万円は多額。鍵穴にドライバーで偽装し、アリバイ工作などを行い、計画的に隠蔽工作をした。悪質極まりない」とした上で、「逮捕後、反省しており、被害額を返金し、ケイシイシイが弁済に応じた」として、加藤被告に懲役2年6ヶ月・執行猶予5年を言い渡した。
また、共犯の髙橋被告には、「金欲しさと安易に犯行に加担し、運転して送迎・アリバイ作りを手伝った。犯行は加藤被告が主導で、見返りの50万円は母親が弁償した」として懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決を下した。
◎関連記事