苺の香りが広がるピンク色のにごり酒が、小樽の酒造元で誕生した。
女性や若い世代にターゲットをしぼった新商品「苺 にごり酒」は、北の誉酒造株式会社(奥沢1)が開発した。
日本伝統のにごり酒と苺風味のハーモニーを楽しむことが出来る新感覚の酒で、アルコール度数10.5%のリキュール。「爽やかな香りとあまずっぱい苺の味わいが広がる」。
同社では、「日本酒が苦手という人は、味や匂いのほか、悪酔いや二日酔いがしやすい、とっつきにくいなどのイメージを持っている。これを払拭する新しいポジションの日本酒はなにか」と、今年8月から新商品の開発に着手。
この結果、女性に受け入れられやすいピンク色のビジュアル、手に取りやすいサイズ(300ml)の商品を誕生させた。
「日本酒が得意でない方でも楽しめる、口当たり良く軽やかなお酒に仕上がった。冷やして飲んだり、氷を浮かべたり、ソーダ割りにするなど多彩な飲み方が出来る。伝統を大切にしながら、若い人への販路を拡大したい」(同社)としている。
12月から全国で一斉に販売しており、今後1万6,000本の出荷を予定している。市内では、現在、堺町通りの土産店や生協で販売しており、今後、各小売店でも販売する予定。1本(300ml)490円(税込)。
◎北の誉酒造株式会社