秋晴れとなった10月8日(水)、観光客で賑わう堺町通りの出世前広場(堺町2)に、サックス・トランペット・トロボーンなどの息の合った吹奏楽が奏でられた。
外国人観光客を茶道でもてなす「お茶会」を開催している小樽商業高校の吹奏楽部約20名の学生が、ビートルズやスマップの音楽を演奏し、観光客たちの足を止め楽しませた。
同校は、北海道の「北を活かす人づくり」推進事業に伴い、外国語で日本の文化を紹介する活動を、小樽の観光地・堺町通りで2年間実施してきた。事業の最終年度となる今年度は、6月と10月の2回お茶会を実施。10月は、6日(月)から9日(木)までの4日間、利尻屋みのや・不老館(堺町1)で開催している。
吹奏楽部約20名は、この活動のフィナーレを飾るために、8日(水)14:30から、不老館向かいにある出世前広場の一角で、約30分間、スマップやビートルズの楽曲を演奏。
1曲目に、アップテンポのスマップ「シェイク」で会場を盛り上げ、観光客たちの足を止めた。この後、ビートルズメドレーを演奏し、周囲に集まった観光客たちを楽しませた。演奏する学生たちには、手拍子が送られていた。
立花光敏教頭は、「この事業のフィナーレを飾ることと、明日のPRも兼ねて演奏会を開催した。お茶会は観光客の人たちから好評で、生徒たちにとっても外国語で会話するチャンスとなり、良い経験となったと思う」と演奏に聴き入っていた。
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