「春は春はソーランヤン衆の声も 遠く呼ぶよぶ黄金の波は(アーソイ)」
ニシン漁で賑わったかつての小樽の浜を彷彿とさせる北海浜節が、10月5日(日)9:30から、小樽市民センター・マリンホール(色内2)に広がった。
「北海浜節全国大会」は、「北海浜節」の民謡碑が、祝津展望所に建立された翌年の2002(平成14)年から始まった。
今年は、全道各地から126名の民謡愛好家たちが出演し、海で活躍した漁師の生の感情をつづった北海浜節を披露した。
出演者たちは、幼年の部・熟年の部・一般の部の全国優勝を目指し、尺八・三味線に合わせて、独特の節回しを会場に響かせていた。審査は短時間で行われるため、次々に出演者がステージに立ち熱唱していた。
優勝者は、幼少年の部・村川絵理さん(恵庭)、熟年の部・宮弘幸さん(札幌)、一般の部・貝澤早綾佳さん(平取)。文部科学大臣賞は、最高得点の貝澤さんが受賞。