今年7月14日に発足した「NPO法人北海道鉄道文化保存会」(飯田勝幸代表理事)は、9月18日(木)18:00~20:30、運河プラザ多目的ギャラリー(色内2)で、設立記念講演会「北海道鉄道は先端技術をもって小樽から始まった」を開く。
同会は、北海道内にある蒸気機関車・鉄道車両200両超の保存修復を目指す。今年3月に設立準備会を立ち上げ、北海道鉄道発祥の地にある小樽市総合博物館(手宮1)内の車両の整備を進めてきた。7月14日に北海道から特定非営利活動法人(NPO法人)としての認証を得て、正式に発足した。
同会では、「会の設立を記念し、活動の周知とボランティア活動のための資金を集める」ため、記念講演会を開催することにした。第1部「北海道鉄道0起点」の講演と第2部「明日をつくった男」のアニメ上映の2部構成。
第1部では、作家の田村喜子氏が、小樽の静屋通りで名を残す第4代北海道長官・北垣国道(雅号静屋)と北海道浪漫鉄道について講演する。第2部では、琵琶湖疎水の工事を指揮した田辺朔郎と明治の人々の気概をCGと実写を織り交ぜたアニメを上映する。入場料は1,000円(高校生以下無料)。入場料の一部は、協力金として鉄道車両の整備にあてる。
「先人の歩んできた道程・小樽をはじめ道内に数多く遺されている鉄道遺産があること、それを活用し地域の活性化を図りながら次の世代へ伝えていくことの大切さ、そしてその為の会の活動を多くの皆様に知って頂きたい」 と呼びかけている。
問合せ:0134-61-7777 NPO法人北海道鉄道文化保存会事務局