小樽市富岡の付近住民による「日銀行舎跡地まちづくり協議会」は、31日(日)18:00、富岡公民館(富岡1)で、日銀行舎跡地周辺の地区計画開始宣言すると、協議会通信第2号(8/24日発行)で発表した。
同会は、今年5月、市内富岡2丁目の高級住宅地にある日本銀行旧小樽支店行舎跡地(8,591.2平米・約2,600坪)の売却問題について住民説明会を開催。参加した約30人の地域住民と意見交換を行った。
その後、同会の共同代表5人は、手分けして周辺の戸建住宅とマンションを訪れ、アンケート調査を実施した。この結果、回収した53件のアンケートはすべて地区計画に賛成の意見だったという。
同会では、「さあ、地区計画のキックオフです」 と、8月31日(日)18:00、富岡公民館で地区計画の開始宣言を行うことにし、地区計画を成立させるための本格的な作業を開始することになった。高さ規制などを住民で協議し、来年3月31日までに、日銀用地とその2倍以上の面積(8,591㎡×3=25,773平米)の地権者(200世帯強)の3分の2の同意を得て、用途変更の届出を小樽市に提出することになる。
この後、市が、都市計画の妥当性などを審議し、条例の改正案を市議会に提出する。市議会で通れば、小樽で初めて、住民による都市計画の用途変更が成立することになる。同協議会によると、来年3月31日までに市に提出してから、半年から10ヶ月程度の時間を要するとしている。
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