医師の撤退が深刻化する市立小樽病院(若松2)で、9月末で呼吸器内科が休診となる。
小樽市医師会は、「市内の大きな病院から勤務医が次々にいなくなる事態が続いている状態。肺炎などありふれた病気でも、市内の病院で入院治療が出来ない場合もある」と、9月24日(水)18:30、北海道大学と小樽商科大学の教授を招いて、講演会・討論会「安心の社会を求めて」を市民センター・マリンホール(色内2)で開催する。
市医師会は、今年4月に、アメリカの医療制度の実態から日本の医療制度を考えてもらおうと、ドキュメンタリー映画「シッコ」(マイケル・ムーア監督)の上映会を開催した。
これに続き、「社会保障制度が根こそぎ不安なものに変わり、すべてを自己責任でまかなわせる社会に向かっている、そんな日本の現状について考えてみませんか」と、小樽市内の医療の現状を深刻にとらえ、講演会・討論会を開く。
講演は、北海道大学の宮本太郎教授による『安心が活力を生む地域社会へ』。討論は、小樽商科大学の相内俊一教授の『福祉、年金、医療を考える』。医師会では“出席者の発言も歓迎します”と多くの市民の参加と意見を求めている。
講演会・討論会『安心の社会を求めて』は、9月24日(水)18:30、市民センター・マリンホール(色内2)。問合せ:0134-22-4111 小樽市医師会
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