潮音頭・潮踊り唄に合わせて、浴衣姿の踊り手たち75悌団約5,600人が舞った。「第42回おたる潮まつり」2日目の26日(土)、祭りのハイライト・潮ねりこみが行われた。
26日(土)の市内は、早朝に空を覆っていた雲は消え、陽が昇るにつれ太陽が顔をのぞかせた。真夏の陽が市街に差し込み、北海道らしい爽やかな絶好の祭り日和となり、13:00に出発地点の花園グリーンロードでくす玉割りが行われ、役員悌団らが出発した。
「どんどこざぶん」、「潮~まつりだ~」の潮音頭と潮踊り唄に合わせて、花銀通り、サンモール一番街、駅前中央通りと市街中心部を下り、第3号ふ頭基部の中央ステージまで練りこんだ。
役員悌団に続いて、各悌団が次々にスタート。幼稚園児たちの可愛らしい悌団、独自で用意した衣装で華麗な舞を披露する悌団など、訪れた市民や観光客を楽しませた。姉妹都市のダニーデンやナホトカの使節団もねりこみに参加し、ピンク色の法被を着て、小樽人と一緒に“見事”な踊りを披露していた。天候に恵まれたこともあり、沿道には大勢の市民が繰り出し、「可愛いね」、「綺麗だよ」、「頑張って」 と声援が広がっていた。
今年は、札幌市役所が初参加したが、上田文雄札幌市長は腰痛のため欠席した。ねりこみのクライマックスを迎えると、沿道には、「昨年優勝の北一を見に来たの」 とカメラを構える人も。中央ステージ周辺に連なる露店にも、大勢の人出があり、各露店とも用意したイスやテーブルが満席となり、大賑わいだった。
27日(日)は、潮市民レガッタやキャラクターショーなどのステージイベント、潮わたり、神輿渡御、うちわ・ねりこみコンテストの表彰式が行われる。20:00からは、祭りのフィナーレを飾る大花火大会が行われ、潮・潮・潮の3日間を華麗に彩る。