高校生のファッション日本一を競う「ファッション甲子園2008(第8回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会)」の最終審査会(青森県弘前市・8/24)に、北海道から唯一、小樽潮陵高等学校(潮見台2)のチームが出場することになった。
同校チームは、2-A(佐藤昌人教諭)の小山内千冬・大田剛史・北林育子さん(16)の3人。今年5月、ファッション甲子園のポスターを見つけた小山内さんが、同級生2人を誘い、第一次審査会にデザイン画を応募することにした。
ファッションデザイナーを夢を見る小山内さんは、「あまり勉強が好きじゃないけど、高校生なので勉強から逃げることは出来ない」 と、“がんばれ受験生~日々戦うあなたへ”と題したデザインを考えた。
学生帽に七分の学らんの上着、合格の間に日の丸を書いた白いベルト、くしゃくしゃにしたテストや授業のプリントを並べたスカートなど、斬新なデザインを作成。授業中に閃いて、わずか3時間で書き上げたという。また、えんぴつのバッグをつくり、ファッションショー(審査会)当日で、その小物がはんてんに変わり、スカートを脱ぐとズボンになるという細工もある。
このデザインを見た大田さんと北林さんは、「びっくりしたけど、作れるかなと思った」、「ちーちゃん(小山内さん)らしい斬新なデザインだけど、多分作れるだろう」 と応募。見事、応募した45都道府県・259校1,763チームの中から40チームに選ばれ、最終選考会に出場することが決まった。
「まさか最終選考会に選ばれるとは思わなかったので、難しいデザインにしてしまったが、一生に一度の体験なので頑張るしかない」 (小山内さん)。
高校生のファッション日本一を決める最終審査会は、8月24日(日)、青森県弘前市で行われる。1,763チームの中から選ばれた35都道府県40校・40チームが出場し、ファッションジャーナリストやデザイナーなどが採点する。
潮陵高チームは、7月25日(金)からの夏休みを利用して制作に取り掛かることにしている。
◎ファッション甲子園