張碓町の国道5号線沿いで昨年6月4日に発生した交通死亡事故から1年が経過した。これを受け、小樽交通安全協会や小樽警察署、小樽市など7団体130人が参加し、「シートベルト着用」と書いた黄色の旗を持って、事故現場のカーブ付近にずらりと並び、交通安全の啓発運動を行った。
昨年発生したこの事故は、飲酒運転していたロシア人運転手が、小樽から札幌に向かっての張碓町の急なカーブを走行していたところ、中央分離帯の切れ目から反対車線に飛び出して対向車に追突。ロシア人2人と対向車線の日本人運転手1人の3人が死亡する重大事故となった。
この事故発生日に、各交通関係機関が一同に会し、この国道5号の大カーブ500mに交通安全を啓発する旗を並べる“旗波作戦”を実施した。約130人の参加者たちが、16:00に一斉に黙祷。カーブに沿ってずらりと並び、「シートベルト着用」の黄色の旗のほかに、「去年ここで3人死亡」と書いた大きな旗を持ち、5号線を走るドライバーに対して交通安全を訴えた。
旗を持った参加者たちが並ぶ間には、花や焼酎、ビール、スナック菓子などが供えられ、事故当時の悲惨さを物語っていた。