「さくら さくら」。日本の伝統文化の音色が市民センター・マリンホール(色内2)から奏でられた。「伝統文化こども教室」に通った子供たちが一生懸命に練習した成果を披露する「第2回伝統文化こどもフェスティバル」が、11月16日(日)13:00から行われた。
同イベントには、三曲・詩吟・華道・茶道・日本舞踊の教室(文化庁委託事業)に通った約150人の子供たちが参加。「伝統文化こども教室」での練習の成果を披露する場として用意された。
トップバッターは、小樽三曲協会に通った子供たち30名による「箏と、たけをきいてみよう」。初めて爪をつける5歳の子供、稽古歴14年の高校生、尺八を習った子供たちが、「さくらさくら」や「わらべうた」などを披露した。
2列に並んだ子供たちは、会場を埋めた父母や関係者たちを前に、堂々と習得した技を披露。ひとつひとつ丁寧に音を鳴らし、日本の伝統音楽を奏でた。
子供たちの感情を表現した生け花は、市民センターのロビーに飾られた。花々に囲まれる中で、茶道を習った子供たちが、お手前を披露。来場者たちは、ゆっくり茶を楽しみ、ロビーには和やかな雰囲気が広がっていた。
詩吟では、幼児・小中学生の子供たちが、元気いっぱいに「友人を送る」、「兎と亀」などを披露。日本舞踊では、「はなよめにんぎょう」や「紙日傘」などが行われ、5ヶ月間懸命に練習した子供たちが、腕前を発表した。その可愛らしい姿に、会場から大きな拍手が送られた。
フィナーレでは、来場者とともに「おたる潮音頭」や「潮踊り唄」の踊りを行い、伝統文化こどもフェスティバルは盛大のうちに幕を閉じた。
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