刈りとった羊毛を毛糸に加工する作業を体験する市総合博物館(手宮1)の講座が、10月19日(日)13:30~15:30、実験室で行われた。
「刈り取った羊毛で毛糸を作ろう」の講座では、10月から2月までの4ヶ月間で、羊毛の洗浄、草木染め、紡ぎ、コースター作りの工程を実施する。
同館では、これまで加工された毛糸からクリスマスリースを作る講座などを開いてきたが、刈り取った羊毛から毛糸を作る企画は初めて。円山動物園から、羊2頭分の毛の無償提供があったことから計画された。
19日(日)の第1回は、「羊毛を洗う」。定員の15人を上回る約20人の親子が参加した。参加者たちは、エプロンとビニール手袋をして、袋から2頭分の羊毛を取り出し、フンや汚れを取り除いて洗濯ネットに入れた。「動物園の匂いがする」、「すごい匂い」などと談笑しながら、和気藹々と作業を進めた。
取り出した羊毛は、40~50℃の熱湯につけ、学芸員の説明を聞きながら、30分待ち、ネットごと脱水機にかけた。今度は、中性洗剤を入れた熱湯に羊毛をつけて脱水する作業を2回繰り返し、乾燥させて、この日の作業を終えた。
第2回の羊毛の草木染めは11月15日(土)13:00~16:00、第3回の羊毛を紡ぐは1月、第4回の毛糸でコースター作りは2月に行われる予定。途中参加も可能。参加費:入館料(一般400円、高校生・70歳以上の市内在住者200円、中学生以下無料)。問合せ:0134-33-2523