3月も半ばに入り、陽射しが日々に強くなり、市内に積もった雪を急速に融かし始めている。
花園1丁目の飲食店街の稲荷小路から、旧手宮線を渡り、山田町に抜ける“雪道”もまもなく消える運命だ。酔客が行き交う、花園飲食街の稲荷小路の裏手には、旧手宮線の線路が今でも残っている。
この線路は、掘割になっており、冬季には雪投げ場となる。このため、雪でこの旧手宮線の掘割が埋められ、花園町から山田町へ抜ける絶好の通りが出現する。
勿論“冬季限定”の、近所の人だけが知っている近道で、利用する人も多い。この“冬季限定”の雪の抜け道も、春の足音とともに、雪融けで元の掘割の線路に戻る。利用する近隣の人たちは、この雪の抜け道が消えると、石積みの壁で、迂回を強いられることになる。