8月19日(火)、小樽運河公園(色内3)に読経が流れる中、約6,200基の万灯(灯籠)と蓮華灯のロウソクが、園内と噴水池を照らした。
“いのちたいせつ”をテーマとする「おぼん万灯会」(小樽佛教会主催)は、今年で9回目を迎える。小樽のお盆の風物詩とも言われ、年々、来場者が増えてきている。
今年は、2008年「はもねぷリーグ」で全国優勝した「じゃーんず」のライブと、毎年恒例の小樽太鼓衆「鼓響」の打演のイベントが会場で行われ、若い樽っ子たちが大勢集まった。
この日は、強い風が会場内に吹き付けため、灯籠のロウソクの火がゆらめき、中には消えてしまうものもあった。ボーイスカウトの子供たちが、消えた火を何回も点けて、会場を照らした。
浄土真宗や真言宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮法華宗の読経が園内に広がる中、ロウソクがともる灯籠が噴水池に流れた。多くの市民たちが、噴水池の周りを囲み、手を合わせて故人を偲んでいた。
桜町の石橋勝枝さん(84)は、「ひとつの節目として毎年来ている。今日は、父親と弟の2基の灯籠を流しました」 と見つめていた。
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