「どんどこざぶ~ん どんざぶん」。潮音頭が一年ぶりに市街に流れ出た。小樽の夏の祭典「第42回おたる潮まつり」が、25日(金)から始まった。
市街地を練り歩いて祭りの開幕を告げる「潮ふれこみ」が、18:30~19:45に行われた。ミス潮の2人の間に挟まれた西條文雪・実行委員長を先頭に、約300人が梁川通りの山二わたなべを出発。都通り商店街、中央通りを潮音頭や潮踊り唄に合わせて練り歩いた。
中央ステージに到着した実行委員会一行は、開祭式に臨んだ。この日は快晴に恵まれ、大勢の市民や観光客が会場に訪れた。若潮隊の太鼓が響く中、御神水奉納が行われ、西條実行委員長は、「小樽の飛躍を願い、みんなで力を合わせて頑張ろうではありませんか」 と開会の挨拶。
来賓の山田勝麿市長は、「小樽市民のみなさん、こぞって潮まつりに参加して、盛り上げて頂きたい」。ミス潮の斎藤さやかさんは、「皆さん、この3日間、一緒に素敵な思い出を作りましょう」。毛利百合香さんは、「3日間、皆さんと一緒に祭りを盛り上げたい」 と来場者に呼びかけた。
提灯点灯のカウントダウンでは、来場者とともに「3,2,1、うしおー」の掛け声を響かせた。提灯の灯りが一斉に入ると、夜空に花火が咲き、潮音頭が流れ出た。実行委員会メンバーなどが、ステージ上で潮踊りを披露し、3日間の祭りの開幕を告げた。
開祭式後の中央ステージでは、「じゃーんず」や「浅原富希子 with Sea of Grace」、「トクナリ with エクセレンツ」のイベントが行われた。若い世代から人気がある「じゃーんず」のコンサートでは、札幌や小樽の若者たちがステージ前にずらりと並び、賑わいを見せていた。
26日(土)は、全75悌団(チーム)約5,600人が参加する、祭りのハイライト「潮ねりこみ」が行われ、小樽の街を華やかに彩る。
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