「エッサ、エッサ」。小樽の真夏の夜に、黄金の神輿が舞った。15日(火)19:00、住吉神社の例大祭“小樽祭り”のハイライトを迎えた。
金色に輝く黄金の神輿は、同神社が誇る北海道最大級の「百貫神輿」。
はちまき法被姿の担ぎ手たちが、本殿前に鎮座した大きな神輿を取り囲み、手拍子とともに宮出しを始めた。一気に神輿が持ち上げられ、「エッサ」の威勢良い掛け声が神社にこだました。
多くの担ぎ手たちが、入れ替わり立ち代りで百貫神輿を担ぎ、神社境内を下っていった。石の階段を下る際には、担ぎ手たちも慎重になっていた。掛け声は上がらなかった。周囲を囲む市民たちは、「危ない」、「頑張って」 と声援を送っていた。浴衣や制服姿の学生の中には、担ぎ手の姿を見て、「あっ!3番目の人格好良い」 と見とれる女性もいた。
担ぎ手たちは、「エッサ」と、参拝者たちをかき分けて、両側に露店がずらりと並ぶ参道を抜け、国道沿いの大鳥居から市街へ繰り出していった。