映画の都復活「小樽キネマ祭」 6/15(日)


 「かつて銀幕に胸を躍らせた感動をもう一度」。小樽三大祭りのひとつ水天宮例大祭(6/14~16)の協賛事業として、15日(日)12:00~21:00、花園映画劇場跡地で「小樽キネマ祭」(花園3丁目会主催)が行われる。
 かつて市内には20を超える映画館があり、このうち、花園3丁目会(花銀交差点~花園グリーンロード)の約200mの間には3館もあったが、今では映画館の名残さえなくなっている。
 同町会では、昨年、花園映画劇場跡地(花銀3丁目駐車場)で、「キネマの花園」として映画上映イベントを実施。映画をプロジェクターで白い石造り倉庫に映し出した。フリーマーケットや屋台コーナーなども設置。かつての映画ファンや市民などで賑わい、好評を博した。今年2月には、「小樽キネマ祭」と改称し、お年寄りや障害者を招待して、室内で上映イベントを行った。
 今回は、同町会のテーマである“お年寄りや子供に「優しい街」づくり”をモットーに、ミャンマーや中国四川の被災者を支援するため、募金活動を行う。また、会場屋台での収益金の寄附も行うことにしている。
 小樽キネマ祭は、15日(日)12:00~21:00。石原裕次郎主演の映画や小樽の歴史映像の上映を行う。15:00~18:00には、生バンドの演奏もある。子供向けに、お菓子のつかみ取りやバルーンアート、創作指輪コーナーも用意される。会場の屋台には、周辺飲食店の作りたてのザンギやサンドイッチ、焼きそばなどが並ぶ。
 「花園銀座商店街は、一番通りと呼ばれ、多くの人たちで賑わい、映画館が3館もあった。その当時の思いをはせ、胸を躍らせた感動を味わいませんか」 と呼び掛けている。
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