旧手宮線を歩きながらゴミ拾いする「旧手宮線クリーンアップウォーキング」が、5月21日(水)10:00~15:00に行われた。
この活動は、快適な環境づくり実践連絡会議の主催。JR北海道株式会社小樽ブロック管理の協力のもと、沿線住民や各団体職員、総勢約100名が参加した。
午前10:00~11:00は、相生町踏切から寿司屋通りまでの区間。約60名が参加し、旧手宮線沿いに生い茂る草を掻き分けながらゴミを拾い集めた。
小樽市生活環境部生活安全課(事務局)によると、「昔に比べると、ゴミは少なくなっているが、花園橋付近に、ゴミを投げる人が多いのか、ビールの箱や発泡スチロール、空き缶が沢山落ちていた。残念だ。歴史ある手宮線なので、今後どのように活用されるか分からないが、クリーンアップウォーキングを続けたい」 と話していた。(写真提供:同事務局)
旧手宮線は、1880(明治13)年に北海道で最初の鉄道として開通。道内と本州を結ぶ石炭輸送の大動脈として活躍したが、石油エネルギーへの転換で、1985(昭和60)年に廃止された。
現在、旧交通記念館(市総合博物館)から南小樽駅まで鉄路が残っている。このうち、JR小樽駅前の中央通りから寿司屋通りまでの510mの区間は、旧手宮線散策路として整備され、多くの観光客が訪れている。今年2月には、旧国鉄手宮線跡地の活用策を探る懇話会が立ち上がり、旧交通記念館から中央通りまでを含めた鉄路の活用方法が検討されている。
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