「これからの坂牛邸のあり方を考える」ミニフォーラム 5/14

sakausi.jpg 北海道を代表する建築家・田上義也氏が設計した坂牛邸(入船5・坂牛正志当主)のこれからのあり方を考えるミニフォーラムが、5月14日(水)18:00から、小樽運河プラザ1階多目的ギャラリー(色内2)で開かれる。



 「これからの坂牛邸のあり方を考える」ミニフォーラムは、小樽建設事業協会(中野豊会長)の主催。NPO法人旧小熊邸倶楽部理事長の講演「北海道内の歴史的建造物の活用について」のほか、建築・建設などの専門家を招いてパネルディスカッションを行う。「小樽の建築とまちと人を結びつける拠点として活かしたい。小樽の地域財産としても価値がある建物のあり方を建築の専門家が話して、機運を高めたい」 としている。
 坂牛邸は、1928(昭和3)年に建てられた木造2階(225.81平米)の個人住宅。帝国ホテルや、火災で焼失した坂別邸(小樽市見晴町)の設計などで知られる、近代建築の父と言われた建築家・田上義也氏設計のモダンな洋館。sakausi.jpg小樽公園西側の白樺林に面し、当時の建築様式を示しており、80年の歴史がある。市内には、坂別邸が存在していたため、小樽市指定歴史的建造物となっていない。
 同フォーラムで講演するNPO法人旧小熊邸倶楽部の東田秀美理事長は、坂牛邸に「田上義也記念室」を設け、建築学術的資料の展示を行うという計画し、同邸内見学や同所を拠点とした「小樽市内の建築めぐり」の構想を画いている。
 「建築業界に携わる方々にとって興味深い事業展開となり、一般市民の呼びかけも行って、建築と一般市民を結びつける場にしたい」 (小樽建設事業協会) と、多くの市民の参加を呼びかけて
いる。
 問合せ:0134-23-6221 阿部建設株式会社 浦島仁営業部次長
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