ニセコバス株式会社(虻田郡ニセコ町・高林永次代表取締役社長)は、小樽営業所(真栄1)所属の貸切バスが、10日間車検切れ状態で運行していたことを、17日(木)に発表した。
同社は、1950(昭和25)年設立の北海道中央バスグループの子会社。小樽・ニセコ・岩内・寿都など後志管内に事業所とターミナルを持ち、定期・冬の定期観光・貸切バス事業を展開している。総車両数70台(貸切バス40台)。
今回、車検証の有効期間切れが発覚したバスは、小樽営業所所属の大型バス(定員57名)。4月15日(火)の貸切バス運行終了時に、乗務員が、たまたま車検証のシールを見たところ、期限が切れていたことが判明。現在、札幌運輸支局に更新手続中。
同社によると、車検は4月5日までだったが、年度始めの点検で誤った日にちを記入していたため、6日から15日までの10日間、車検切れ状態で運行していたという。この間、約300名の団体客が利用した。
「平成18年10月に運輸安全マネジメントが導入され、当社は安全輸送の確保を基本方針として、コンプライアンスの遵守とともに全社員が一丸となって取り組んできたにも関わらず、この度の不祥事は社会的信用を失う極めて重大なことであり、心からお詫び申し上げます。公共交通機関に携わるバス事業者として今回の不祥事は、社会的信頼を著しく失墜させるものであり、深く反省するとともに信頼回復のために管理体制を万全なものとして、輸送の安全の確保に向けて全力を尽くす」 としている。
◎ニセコバス株式会社