小樽市民センター・マリンホール(色内2)に、リアリティーを追求したデジタルイラストの作品の数々が飾られている。
「水着の女性」や「ピザ」、「小樽運河」など、本物の写真のように表現されたデジ絵は、香川県在住の女性アーティスト・kyonさんの作品。
3年前にネット上で見たリアル絵に感動し描き始めた。パソコンでの描き方すら分からなかったというが、ひたすら描き続け、独自の模写画法を確立した。現在、自身のサイト「虚無亭」のお絵描き掲示板で作品を発表している。
リアル画は、見た目は写真に近いが、写真をなぞる技法・トレースは一切使わず、すべて手作業で仕上げていく。パソコンの技術を使い、まるで本物かと思うほどリアルなイラストを完成させる。
同所に飾られる34作品の中で、ルネッサンス期の画家サンドロ・ボッティチェリ(イタリア)の作品「ヴィーナスの誕生」では、テンペラの質感などがリアルに表現されている。同所を訪れた夫婦も、「本物と言われても、そうですかと、納得できてしまう」 と驚いていた。
「リアル絵展」は、4月18日(金)9:00~22:00まで。入場無料
◎虚無亭(kyonHP)
◎小樽市民センターHP