16日(日)は、空一面に雲がかかっていたが、冷え込みは緩み、釣りをするのも悪くないといえる天気だった。
港内の色内埠頭に、釣り人の姿をかろうじて一組発見した。午後4時には、すでに納竿していたが、魚篭には、春の訪れを予感させる、20cm〜30cmほどのカワガレイ4匹の釣果を確認した。
獲物は、いずれも昼頃に、釣り上げたそうだ。餌はイソメだ。
カワガレイは、本州方面ではヌマガレイと呼ばれる魚で、その名の通り、汽水域から淡水にかけても生息し、川の中流近くまで遡上することがある。
川に上ったカワガレイは、独特の臭みが強く、食用としては敬遠されるが、冬から春先にかけて海で釣れるものは美味で、特に縁側を刺身で食べると最高だ。
また、カワガレイはヒラメと同じく、目が左側に向いている。昔から「左ヒラメ右カレイ」といわれているが、カワガレイのような例外も存在する。
では、ヒラメとカレイの決定的違いは?・・・・・答え、口の形が違う。
カレイはイソメ等の虫類を主食とするため、アゴが弱くおちょぼ口なのに対して、ヒラメはイワシ等の小魚を襲って食べるため、アゴが発達し鋭い歯が生えている。