環境にやさしいハイブリッド・バスが小樽市内に初登場した。北海道中央バス(色内1・平尾一彌社長)が、洞爺湖サミットに向けて6台導入し、このうち1台が3月末から市内各地を走り回ることになった。
初登場したハイブリッド・バスは、全長10,925mm×全幅2,490mm×3,285mm、車両重量11,640kg、乗車定員71名(座席30名・立席40名・乗務員席1名)のノンステップ認定車。2,800万円相当。
高性能バッテリーとモーターを搭載している。エンジン・ブレーキをかけた時に発生するエネルギーを電気に変化してバッテリーに蓄電、発進や加速など大きな力が必要な時は、このバッテリーの電気でモーターが作動し、エンジンをアシストする。これにより、二酸化炭素(CO2)の排出をこれまでより10%削減し、省エネの環境にやさしい車両となっている。
洞爺湖サミットを記念したデザインとなっており、真っ白なボディに湖の水色と山の緑色がプリントされ、車両の外装もエコ色に染まっている。車両上部にバッテリーを積んでおり、水色に白字で「ハイブリッド」と強調している。
19日(水)11:30、市役所正面玄関前で初お披露目され、山田勝麿市長や環境部長などが見学し、ハイブリッド・バスの性能などの説明を受けていた。「新車の匂いがするね。3月末から環境にやさしいハイブリッド・バスが市内を走るのか」 とバスの回りを見渡していた。
市内では、3月末から桜町~高島町、新光町~手宮などの本線(5号線など)を走ることになっており、今後もさらにハイブリッド・バスの導入を予定している。
◎北海道中央バス