小樽病院看護学院に続き、小樽歯科衛生士専門学校(稲穂2・熊澤隆樹学校長)の卒業式が、3月8日(土)13:00から同校講堂で行われた。
歯科衛生士のタマゴたちが基礎の学問を終え、春から本格的な医療現場へと歩み始めた。
卒業生は、第40期生の35名。父母や関係者約80名が見守る中、袴やドレスなどの晴れ着姿に身を包んだ学生たちは、熊澤学校長から卒業証書を受け取った。
「この2年間、楽しいこともあったが、最後の2ヶ月間の国家試験の勉強は、いまだかつてない経験だったでしょう。この経験が、今度は自信に変わる。これからの先生は、患者さんだと思ってください。日々研鑽し、魅力ある衛生士になってください」(熊澤学校長)と告辞。
小樽市歯科医師会・笠間茂会長は、「これから市民・道民の健康のために力を発揮してもらいたい。歯は神様が与えた宝物。歯や口の健康は、全身の健康と幸せに通じる。多くの人に健康な歯を与え続けてもらいたい」 と祝辞を送った。
在校生の西崎綾香さん(1年)は、「日々の勉強の仕方など、丁寧に教えていただき、時には厳しくリードしてくれた。先輩たちの心くばりに感謝いっぱい。歯科衛生士として社会に出ても、私たちに教えてくれた笑顔と優しさを持って活躍して下さい。1年間、本当にありがとうございました」 と、送辞を述べた。
卒業生代表の須戸純子さんは、「2年前、この会場で名前を呼ばれてから医療人として歩み始め、時には、先の見えない壁にあたり苦しんだ。しかし、仲間たちと助け合い、厳しく熱心に教えてくれた先生方に支えられ、卒業することが出来た。希望と不安でいっぱいですが、学校で学んだ知識と技術、思いやりの気持ちを持って、社会に旅立ちます」 と涙を流しながら答辞し、本格的な医療現場へのスタートを切った。
最後に卒業生全員で、会場いっぱいに校歌を響かせた。卒業生35名のうち、7名が小樽市内での就職が決まっており、4月を待たずに、次々に歯科医療現場へ足を踏み入れることになっている。
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