2月22日(水)9:30から、小樽市老人クラブ連合会(白井正孝会長)との「市長と語る会」が、市役所第3委員会室で開かれた。
「市長と語る会」には、同会の22名が参加し、福祉灯油、小樽市老連及び各クラブに対する助成金、小樽市周辺地区、ふれあいパスの今後、新市立小樽病院の移転・新設、後期高齢者医療制度など6項目について質問が上がった。
この中で、基本設計と築港用地購入が中断された新病院建設計画について、山田勝麿市長は、「小樽病院でも医師が月に何人も辞めるという話があり、辞めるのはいいが、代わりの医師が入ってこない。その分、患者が減り、経営が大変になる。国は、これではダメだから、公立病院のあり方を民間とで検討し、効率的に経営出来るようにガイドラインを通して、平成20年度中に改革プランを作りなさいという。昨年の収支、昔の借金、一般会計も大変で、とんでもないと怒られるので、新病院建設計画を中断し、土地購入もストップした。これから、平成20年度中の9・10月を目処に、病院改革プランを作っていく。
道による北後志6市町村の再編で、この中で小樽と余市でどこまで再編出来るか、市立病院の役割を考えて議論したい。小樽は、2つの市立病院があり、協会病院、掖済会病院、済生会病院、余市の病院、その辺とどうしていくか、不足科目がないか」 と、民間病院との連携を視野に入れた地域医療の再編ネットワーク化を推進するとした。
市長は、「これまで国のガイドラインを尊重すると言ってきており、公立病院改革ガイドラインが決定したので、国や道の方針を見ながら、現病院の経営や新病院の建設計画の見直しを含め、地域医療関係者などの話を良く聞いて、総合的に判断し、これから病院改革プランを早急にまとめることにした」 と話している。