市街地迷走のニホンジカ、捕獲後に死亡


 18日(月)午前に小樽市街地にやって来たニホンジカ(オス・推定4歳)が、同日19:30頃、市保健所(富岡1)倉庫で捕獲されたまま死亡したことが分かった。
 このシカは、張碓の春香山に生息しているが、餌を求めて張碓から市街地までを移動してきた。立派な角を持ち、体長2m・体重100kg弱で、市内築港、堺町、色内の民家へと追い込まれた。
 警察と保健所などで麻酔注射で捕獲した。小樽市犬管理所(長橋1)に搬送される予定だったが、市保健所の倉庫に運ばれた。シカは、麻酔によって微かな呼吸で眠っていたが、19:30頃に見回りに出た職員が死亡しているのを確認した。
 「本来は、捕獲せず、山に帰すのだが、たまたま住宅地に追い込んでしまったため、警察からの要請で麻酔注射をした。4本注射したが体重を見ると大量ではない。捕獲されると暴れることがあるが、麻酔が効いたまま安らかに眠った。翌日に山へ帰そうとしていたが残念だ」(若山隆郎生活衛生課長) と話していた。
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