小樽市保健所(富岡1・外岡立人所長)は、2月15日(金)、医療法人社団「野口病院」(稲穂2)でノロウィルスによる感染性胃腸炎患者が集団発生したと発表した。
市保健所によると、13日(水)に、野口病院から、入院患者と職員が10日(日)以降、集団で胃腸炎症状を示しているとの連絡があったという。
この連絡を受けた同所が調査したところ、入院者12名及び職員1名の計13名が下痢・嘔吐を主とした症状を呈しており、患者2名の便を検査し、2名ともノロウィルス陽性を確認した。その後、2日間で発症者が19人増え、15日(金)までの患者数は、累計で32名(入院者23名・職員9名)となった。重症者はいないが、入院者23名のうち15名が点滴治療を受けている。
同病院に対し、「発症者の隔離や勤務制限、職員や入院者等の健康状況の把握、手洗いの励行、院内の清潔保持・消毒等、新規入院者の受入れ制限などについて指導を行っている」としている。