小樽市総合博物館(手宮1)エントランスホールに、積み木“カプラ”をなんと8mもの高さに積み上げた、日本新記録が、18日(金)に誕生した。
新記録を達成したのは、小樽市総合博物館(手宮1)でミュージアムショップ「Hands on Toy’s キンダーリープ」を展開する杉本英樹店長(45)と友人の神山幸也(32)・真弓(33)夫妻の3人。
16日(水)から18日(金)に同館で開催したイベント「カプラで遊ぼう」で、“カプラ高積み”に挑戦し、見事、これまでの日本記録7m58cmを、42cmも上回る8mの新記録を達成した。
“カプラ”とは、フランス製の積み木で、11.7×2.4×0.8cmの細長い白木板。同じサイズの板を積み上げたり、組み合わせたりして、どんな形でも作り出せるため、「魔法の板」とも呼ばれている。この高積みの日本記録は、2001(平成13)年の4m40cmからスタートし、2006(平成18)年に新潟県で記録された7m58cmが最高だった。
3人は、18日(金)13:30から作業を開始。“カプラ”を、イタリアのピサの斜塔のように円形状にどんどん積み上げた。身長よりも高いところまで積むと、今度は、同館のクレーンを使用して3m、4mと重ねた。クレーンから身を乗り出して積み上げていくため、高いところも平気だという真弓さんがチャンレンジ。作業開始から2時間、ちょうど切りのいい8mまで積み上げてメジャーで図り、2年ぶりにの日本記録更新を確認した。8mの高さにするために約2,000本の“カプラ”を使用したという。販売価格にすると、2,000ピースで11万7,600円となる。
同館のエントランスホールは15mまであり、クレーンも12mくらいまで伸びるため、2月16日(土)・17日(日)に、さらなる日本記録の更新を目指すことにしている。
「1日目は、お客さんが途中まで作ったものを利用して積み上げたが、日本記録手前で崩れてしまった。2日目には、神山さんご夫妻の力を借りて、切りのいい8mを達成したが、今後は出来るところまでやりたい」(杉本店長)と、さらなる高みを目指す。(写真提供:神山幸也さん)
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