厚生労働省によるC型肝炎ウイルス検査受診の呼びかけの影響で、小樽市民から市保健所(富岡1・外岡立人所長)に問合せが殺到し、同所ではその対応に追われている。
市保健所には、17日(木)82人・18日(金)69人・21日(月)35人・22日(火)20人の計206人ものこれまでに例のない数の市民から、電話での問合せが相次いでいる。問合せの内容は、「フィブリノゲン製剤が投与されたかどうか分からないので調べてもらいたい」が多く、市保健所では、「健康診査(さわやか運河健診)」の受診を呼びかけている。
健康診査の対象者は、市民で職場などで健診を受ける機会のない40歳以上の人に限定しており、基本健康診査1,200円とB,C型肝炎ウィルス検査600円の計1,800円かかる。この対象者以外には、健康相談としての検査受診を呼びかけており、C型肝炎ウィルスの検査のみで2,200円必要になる。
外岡所長は、「市としては赤字で厳しいが、国が推進していることなので、市民が無料で検査出来るように予算をどうするか検討している」とし、来週にも市長に相談するという。早い自治体では、1月中から実施しているところもあり、小樽市では、2月から市民が無料で検査受診を出来るようにしたいとしている。
問合せ:0134-22-3117 小樽市保健所
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