12月14日(金)15:50頃、札幌近郊の列車から、無線電波による停止信号が発信されたため、小樽~札幌間のJR函館本線を含む、札幌圏の4つの上下線で、列車の運行を停止するトラブルが発生した。
このため、JR小樽駅では、足止めを食った帰宅途中の学生や会社員などが、次々に中央バスのターミナルに並び、長打の列を作っていた。
JR北海道によると、列車や線路などでトラブルが発生した際に、他の列車を緊急停止させる「防護無線」システムが発動し、札幌圏の全車両が停止した。これにより、札幌~小樽間、札幌~岩見沢間、札幌~千歳・新千歳空港間、札幌~あいの里教育大間の4上下線で列車の運転を見合わせている。
21:00現在、函館本線など全4線の120本以上の列車の運行が見送られ、約5万人以上に影響が出ているという。JR北海道広報室では、「現在、原因を調査しており、安全が確認でき次第、運転を再開したい」としている。
JR小樽駅から札幌駅に向おうとしていた観光客は、「バスに乗って札幌に向って下さいと言われたが、バス停には100人以上の人が並んでいて、すぐに乗れそうにないので、運転の再開を待っている」と話していた。
なお、列車の運行は、21:25に再開した。
◎JR北海道 列車運行状況