小樽総鎮守の格式ある住吉神社(住ノ江2)で、神前結婚式を挙げるカップルが急増している。
住吉神社は1867年創建で、来年鎮座140年を迎える。同神社では、昭和40年代前半には、毎月10件の神前結婚式を行っていた。以後、ホテルでの結婚式が主流となり、神前結婚式を挙げるカップルは、減少の一途を辿っていた。近年では、1年間に約20件の結婚式があれば良い方だという。
ところが、今年8月、小樽育ちで東京暮らしの若者が同神社で結婚式を挙げたことを報じた“小樽ジャーナル”の記事から、同神社に神前結婚式の申込が一気に増え、11月の一ヶ月だけで10件もの神前結婚式が挙げられた。同神社での年間結婚式数の約20件の半数がたった1ヶ月で行われる結果となった。関連記事
結婚式を挙げたカップルは、市内の20代が中心で、「親が住吉神社で式を挙げたので思い出に」、「日本人だから」などの理由だという。
同神社の星野昭雄宮司は、「ホテルにまかせる結婚式が主流となっているが、住吉神社で神前結婚式を挙げた宮越さんの記事を契機に問合せが急増した。日本人であれば神前で挙げたいと思う若い人たちが増え、11月だけで10件もの式を執り行った。インターネット新聞の小樽ジャーナルは“脅威”ですね」と驚いていた。
同神社での結婚式は、30,000円から。