小樽市の人口が11月末に139,000人を割り、138,993人と13万8,000人台に突入したことが分かった。
小樽市戸籍住民課がまとめた「小樽市住民基本台帳人口事由別異動調べ(動態調)」によると、2007(平成19)年11月末の人口は、10月末の139,163人よりも170人減って13万8,993人となった。
小樽市が14万人を割り13万人台になったのは今年3月で、その後わずか8ヶ月で、13万9,000人台も割り込み、13万8,000人台に突入した。
1993(平成5)年から2004(平成16)年までの年間の人口増減は、約1,000~1,700人が減少していた。2005(平成17)年になると2,000人台の大台に乗り、同年がマイナス2,129人、2006(平成18)年がマイナス2,146人となっている。
今年は、1月に140,786人だったが、11月末には138,993人となり、11ヶ月で1,892人も減少した。出生死亡の自然動態より、転入転出の社会動態の方が減少数が大きく、雇用状況の悪い小樽を見限って逃げ出す人が多いことを示している。
この15年間、小樽の人口は、減少に次ぐ減少の一途を辿り、一向に上向く様子が見られない。この人口減が、小樽の街の衰退を如実に示している。小樽市民が感じている寂れ行く町が、さらに加速している。
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◎小樽市住民基本台帳人口事由別異動調べ(動態調)PDF