市内の小学校、保育所、幼稚園でインフルエンザが爆発的に流行しており、小樽市保健所(外岡立人所長)は、11月26日(月)、「インフルエンザ流行警報」を発令した。
警報が発令されたのは、急激なインフルエンザの流行で、市内定点医療機関の報告により、第47週(11/19~25)においてインフルエンザ警報基準(30人/定点)を超え、294人の患者が報告されたため。
11月中の警報は、これまでにない異常な状況となっている。市保健所の記録の中では、2003(平成15)年2月初旬の発令が最も早く、今回の警報発令は、それよりも約2ヶ月も早いことになる。
26日(月)現在で、小学校で8校が学級閉鎖・学年閉鎖となっており、11月中旬以降、延べ18の小学校が閉鎖となっている。
さらに、朝里幼稚園(園児186人)において、3割を超える66人の園児が発熱等の症状で休んでおり、爆発的に拡大しており、11月27日(火)から29日(土)まで休園することになった。、また、小樽市立最上保育所(通所児童39人)では、6割を超える24人が発熱等の症状で休んでいる。
同所が各保育所や幼稚園を調査した結果、現在のインフルエンザの潜伏期間は2~3日と考えられ、短期間のうちに患者の増加が見られるため、「患者が少ないうちに、休園・休校等の措置が必要」としている。
定点医療機関から報告がある今シーズンの患者は、低年齢層が中心となっているが、15歳以上の患者も16%を占めており、今後、徐々に成人においても感染拡大すると考えられ、同所では、厳重な注意を呼びかけている。